ほげほげ

ようやく(仮)が取れたらしい。他愛もないことを書いてみるのです。

ネットブック販売台数比10%にまで落ち込んでる記事を見て思う

不運と不作為が招いたネットブック失速:PC Online


ネットブックの販売台数シェアが10%を切ったそうです。
私も昨年?工人舎のSCというネットブックを購入しましたが、CPUの速度面やWindowsを使うにはかなり小さな画面など、普通のノートPCと比較してしまうと使いづらい部分が多かったためドナドナしましたが、一般的な見解も同じなようです。
やはりノートPCとして見てしまうと安かろう悪かろうなPCになってしまうんですよね。
新製品が投入されても「またネットブックか」とあまり注目されていないような気がします。またノートPCの代替としては、CULVノート(DualCoreでCPU性能がそこそこあり、画面の解像度も大きいノート)がネットブックとほぼ似たような値段で買えるようになったのも原因のひとつではないか、と思います。


ところで私の現在のモバイル構成は以下のようになっています。

Willcomのメール以外の通信は、全てPocketWiFiを経由して利用しています。

結構満足しているのですが、長文入力〜複数の写真付きのブログをアップするとなった場合、
Thinkpad+Pocket WiFi
の組み合わせしか、快適にできません(いや、携帯でもやろうと思えばなんとかできるんでしょうけど。。)。


Twitterの文字数レベルで書けることは、大体Nexus One、もしくはHONEY BEEのメールからTwitterでつぶやいてしまいます。
また、普段からThinkpadX201を持ち運んでどこでも入力する、というのは重さと大きさの面で難しいところです。


そこで以下のような端末がちょっと欲しい今日この頃です。

【条件】

  • ノートPCよりずっと小さく*1
  • かつスマートフォンなどより入力がしやすい(キーボードが搭載された)
  • バッテリーもそこそこ持つ
  • 初期費用はある程度かかっても良いので、月々の費用がかからないような


そこで現時点で私の頭に挙がるのは以下のようなものです。
※もし、他に良いデバイスがあるよー、というのがあれば、コメントお願いします。(ぼそ


■IS01(通称:眼鏡ケース)/LYNX SH-10B
未来は、選べる。 | au
Android端末なう:013「LYNX」 兄弟機との比較からキャリアによる特色をみる | andronavi スマホアプリが見つかる!
SHARP製のAndroid OS(1.6)搭載のスマートブックです。KDDI、DOCOMOからリリースされています。
キャリアのSIMが付いてきます。一応電話機能がありますが、これで電話する気はありません、しかし料金を気にしなければ3Gパケット通信を利用することが出来ます。
LYNXの方は維持費がそれなりにかかりますが、IS01は9月末までに契約すると、端末料金(36,000円程)以外は、2年間、月8円で利用できてしまうようです(SIMを抜いてしまってWiFiのみで運用する)。ほぼ無料ですね。2年間契約後、解約すればその後も無線LANで利用は可能。私の場合PocketWiFiがありますので、もし利用するならばPocketWiFi経由の無線LANのみで運用します。
キーボードもそれなりに評価されているみたいですし、OSのバージョンアップも予定されていますので、これは魅力的な端末です。


■NetWalker
NetWalker【PC-Z1J/Z1】:シャープ
同じくSHARP製ですが、こちらはUbuntu9.04搭載のスマートブックです。タッチパネルな新モデルが登場しましたが、私の欲しいのは前モデルのキーボードが搭載されたものです。
UbunutuLinuxですので、動作の遅ささえクリアできればいろんなことが出来そうです。今回の用途の写真をアップロードしながらのブログ投稿程度はお手のものでしょう。
ただ、メーカーからOSのバージョンアップが予定されていないようです。。
有志による最新バージョンOS他ディストリビューションAndroidのビルドなどがされているようですが、どれも確実なものではありません(自分には野良ビルドを行う知識と時間と体力がありません。。)。
ビルドが趣味だ、という方には良い端末なんでしょうが、今回の目的とは違ってきてしまいます。
(まあ、現状のUbuntu9.04のまま利用しても十分使えそうな気がしますが)
理想に近い端末ですが、いざ使ってみるといろいろ不満が出てきそうな気もします。
(安くなったので、試しに購入してみるというのも手かもしれませんが)


SigmarionIII
ドコモから新型シグマリオン発表 800x480TFT & WindowsCE .NET 4.1 搭載!!
発売から6〜7年は立っているだろうこの機種。
ATOKが搭載されているので、日本語入力もなんら問題ありません。
CFスロットが搭載されていますので、CFカード型の無線LANカードがあれば、PocketWiFiとも接続でき、アップロードが可能でしょう。ただし、Webブラウザが今となってはかなり貧弱ですので、アップロード操作など、不便があるかもしれません。
もっとも入力だけを考えた場合お手軽で、オークションなどを利用すれば1万円程度で購入でき、現状安く済ませそうなデバイスのひとつです。
 

■N-08B
お客様のお探しのページが見つかりません−404 Not Found | NTTドコモ
NEC製のDocomo端末です。OSはLinux(細かいディストリビューションは忘れました)。前述のIS01のようにフルキーボードを備えておりますが、i-mode端末です。i-modeメール、i-modeブラウザなどが普通に利用できます。一応、電話も出来るみたいです。
キーボードは良い感じです。発表されたときは上記Sigmarionの再来か?とも言われました。
しかし個人的にi-mode契約は不要。まともに利用すれば月々の費用も結構かかるでしょう。
LuiによるPCとのリモートデスクトップ接続なんて機能も搭載されていますがいりません。
世間様の理想とはちょっと、ズレている感じがします(i-modeだぁい好きでマニアな人には受け入れられている模様)。
機能面、費用面から候補から外れます。(同じ費用がかかるのであれば、LYNXを購入するかもしれません)


Dynabook AZ(通称:あずにゃん)
クラウドブック dynabook AZ トップページ
東芝製、Android OS搭載(2.1)の今話題のノートPC、いやクラウドブック?(もう名称がわけわかんない)です。
大きさはノートPCと較べると小型軽量ですが、それでも800g程度あり、面積もありますので、温泉で気軽に取り出して入力するといった感じではないですね。その分今回の候補の中では一番入力が快適そうな気はします。
また、Android Marketに対応していないと聞きました。野良ビルドしたアプリケーションしかインストールできないということになります(東芝が独自にマーケットを展開するような話も聞きますが、どこまでできることか、、)。
大きさ的に候補から外れます。ネットブックとはまた違った面白さが潜んでそうですけど。


■VAIO P
Pシリーズ | | ソニー
ソニー新VAIO P、実用性はどこまで進化した? - デジタル - 日経トレンディネット

SONY製のWindowsノート(ネットブック?)です。VAIOは昔からこういった小さいノートPCを積極的にリリースしていますね。
キーボードは入力しやすいそうです。ただ以前持っていた工人舎SCの例もあり、やはりネットブックのCPU性能には不安があります。
フルスペックなWindowsが搭載されている以上、ソフトもWindowsのものが使えるわけで、大きさ的には理想ですがThinkpadと用途が競合してしまう上に購入価格もかなり高めで、現時点では費用面では選択候補から外れます。
(最初からThinkpadじゃなくこれを買えと言われそうですが、CPU性能などがまるで違いますので有り得ません)
富士通のLOOX Uなんてのもこれと同じ扱いですかね。デスクトップPCを持っているので2台目として考えると良いのかもしれませんが、お外でもそこそこパワーのあるノートを利用したかったので。


ポメラ
デジタルメモ「ポメラ」 | KING JIM
キングジムのメモ書きに特化したデバイスです。
キーボードはかなり大きめのキーが配置されており、快適な入力が可能です。ATOK搭載。
起動も瞬間的にでき、理想型に近いです。
ただ、データの取り出しなどが不便そうです。(QRコードで取り出すなどはあるみたいですが、microSD内のデータは独自形式のため、microSDを抜き出して携帯に入れてデータ取り込み、というのが出来ない)
アップロードにかかる手間があるか、と思います。
手間の面で妥協すれば、これは、ありかと思います。
しかし後述の組み合わせを考えると、そちらの方が数段良いように思えます。


■Nexus One+Bluetoothキーボード
Nexus OneのOSバージョンが2.2となった今、Bluetoothキーボードを接続して、外部キーボードとして使えます。
NexusOne(Froyo)にBluetoothなキーボードがつながった - * h o g e h o g e *
英語配列のキーボードもあるので、普段英語配列を利用している私にとっては魅力的です。
かなり良い選択肢ですが、ペアリングの手間と、キーボードの電池を心配する部分が少々。
あと、傍から見ると少々変態チックな(まあ、普段からそうなので良いかな。。)
でもこの形式が現状一番お金もかからず、理想型かもしれませんね。
携帯電話キーボード Rboard for Keitai|RBK-2000シリーズ
これも費用的には1万円程度で済み、理想に近いかもしれません。ただ、膝の上などで使うのは難しいのできちんとこの組み合わせを配置できるテーブルなどを探す手間が発生するでしょう。
 

●まとめ●
IS01:初期費用さえ出せば、かなり理想的なデバイスかも。ただし月々の払いを8円にするには、9月末までに契約が必要。
Sigmarion3:OSの古さに目をつぶれば、文字入力端末としては良いかもしません。ただ中古を購入するしかないのでちゃんと動く端末を探す手間、バッテリーがヘタっている場合の交換などを検討する必要があります。
NexusOne+Bluetoothキーボード:初期費用もほとんどかからず、理想に近い形。ただしキーボード一体型端末よりは使い勝手が悪い。


ということで、個人的にはBluetoothキーボードの在庫が出てくるのを少し待ってみつつ(見つけ次第即ポチ?)、IS01を購入すべきかしばらく悩んでみることにします。。。あ、このNexus One、会社支給品だった(汗


ネットブックの売れない今、ノートPCとの明確なコンセプトの差がある商品が求められているのかもしれませんね。

*1:「小さく」の基準は「日帰り温泉にでも持っていけるようなデバイス」です