津軽風雲録 読了
最近歴史にハマっている(?)のでこんな本を読んでました。
- 作者: 長部日出雄
- 出版社/メーカー: 津軽書房
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: ハードカバー
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大浦弥四郎(のちの津軽為信)の活躍劇を面白おかしく表現した、歴史小説です。
特に導入部分の浪岡城(北畠氏)攻略の話は面白かったです。
知将っぷり?を存分に味わえます。
会話の表現は本当に津軽弁を文章にした形ですので、津軽地方の人じゃないと読みづらい(というか読めないかも??)と思います。私は津軽弁を理解できる分微妙なニュアンスなども伝わり、また為信他個性あふれる武将たちのやりとりに随分とのめり込んでしまい、一気に読み進めてしまいました。
地名的にも津軽出身の私には縁の深いものが多数登場し、あんなところに城が?あんなところで戦が?といった驚きもありました。読んでいるうちにこの件本当はどうだったんだろう〜、とさらに史実を調べたりしたくなってきました。先日旅行の際に通った秋田の陣場なども出てきます。
地元の中学校の時の教科書、、にはちょっとまずい表現も多々あり、フィクションも多々ありですが、参考文献としてはかなり良い小説かと思います。
こんな小説を中学校くらいに読んでたら、歴史を好きになっていたかもしれなんですけどねえ。。
ってなわけで、いつか信長の野望で津軽為信を使って天下統一なんぞしてみるのも良いか、と思いました。きっと難しいでしょうけどね(汗