JR東海 鉄道・リニア館は見どころいっぱい。
2014/01/25来訪。
近隣の古城巡りも一段落したかな、ということで、前々から少し気になっていたリニア・鉄道館に行ってみました。
http://museum.jr-central.co.jp/
名古屋駅からあおなみ線で終点、金城ふ頭駅。駅の目の前にございます。
金城ふ頭駅に来るのは12月に行われたモータショー以来です。
建物はこんな、近代的な感じです。JR東海が運営しております。
何故JR東海の建物が、JRではないあおなみ線の終点にあるのか?疑問だったのですが、あおなみ線は名古屋市、愛知県やJRなどが共同出資した第3セクター鉄道だったんですね。今知りましたw
券売機はmanacaでの支払いにも対応しております。1000円を支払いさっそく中へ。
エントランスには三台の、蒸気機関車、電車、リニアモーターカー。
- 超電導リニアMLX01-1(世界最高記録581km/h)
- 955型(新幹線試験電車:300X。電車方式世界最速443km/h)
- C62(狭軌における世界最速記録を持つ蒸気機関車。最高記録129km/h)
そして中には歴代新幹線やらかつての電車、蒸気機関車、特急などなど。
ドクターイエロー。新幹線の検査用車両ですね。
ほとんどの電車の中も見学することができます。ドクターイエローの中では実際の検査のやり方などが動画で紹介されていました。
鉄道・リニア館、と言うことでリニアモーターカーについての展示もたくさんあります。
上記はリニア実験を紹介する映像ですが、実際にリニアと同じ座席に座り、リニア体験ゾーン(映像によるリニアの試験走行を再現するコーナー)では実際に走っているかのように映像が流れます(車窓も!)。これは一見の価値ありです。
500km/hの世界はめっちゃ速いです。って、以前上海に行った際には400km/hくらいのリニアを実際に体感しましたけどね。。日本はまだ実用としては長久手にあるリニモくらいでしたかね。長久手のは100km/hほど出る区間があるそうですが、リニアの真骨頂はやはり高速運転でしょう。
もちろん鉄道に関する展示も多数あります。
印刷券売機。行き先を押すことで乗車券を発券することができるもの。
昔の切符を売る箱を電子化したような感じです。
タブレット閉塞機。この機械が単線の駅の双方にあり、中にあるタブレット(円盤みたいなもの)をやりくりすることで、衝突事故を避けていたそうです。
現在はこの仕組は完全に電子化されていますが、安全に対する考えはこの時代から引き継がれて来ている、と。
新幹線シミュレータ、在来線シミュレータなどもあります。
これらは抽選で当選した方のみ体験可能 (有料)。私も応募しましたが、外れました…。
在来線の方は結構台数も多いので、体験は当選した人じゃなくても出来たみたいですけど、新幹線シミュレータがやりたかった…こんな感じで、後ろから見ているだけでも高まりますw
そしてここのもう一つの見どころ。鉄道ジオラマ。
かなり壮大なものです。東京~名古屋~京都大阪?の都市を再現しておりました。
かなり緻密で精巧にできており、これだけでもじっくり見ていたら時間がいくらあっても足りないくらいです。
新橋のSL。他にも名古屋のJRタワーや、大阪道頓堀、京都の清水寺などなど。
二階には鉄道の歴史がよく分かるコーナーが。
新幹線完成までの資料など。
こちらのプレートは東京駅に現在もある、東海道新幹線完成記念のプレートのレプリカだそうです。今度東京駅に行った際には見て来ようと思いました。
帰り際に二階のシアターコーナーでショートムービーを二本ほど。
新幹線が登場するまで活躍したビジネス特急「こだま」が出来るまで。そして東海道新幹線ができるまで。どちらも鉄道に対する情熱を十分に感じることが出来るムービーでした。
私は半日くらいで回りましたが、ムービーもたくさん用意されてますし、ジオラマも定時刻には演出がいろいろされたり、飽きません。一日かけてじっくり楽しむのも悪くないと思いますよ。
リニアモーターカー、早く実用化されるといいですね。500km/hが実現できると、名古屋~東京間は40分、大阪~東京間も67分で移動可能になるとか。飛行機の時代からリニアの時代になりますね。
そのリニアモーターカー(中央新幹線)、2027年には東京~名古屋間が開業予定。あと13年。東京~大阪間の開業予定は2045年。あと31年。
リニアが実用化される頃、日本はどうなっているか、あれこれ考えるのも悪くないですね。