ChromeBook Acer C720を買ってみた。
ChromeBookというものに興味があり、つい買ってしまいました。
AcerのC720。タッチ液晶付きのC720Pというのもありましたが、使わないだろということでタッチ液晶じゃないスタンダードなモデルです。SSDは32GBのもの。
Amazon.com(米国Amazon)からの輸入です。
他の購入した方のサイトなどを見たら転送サービスなんかを利用して購入したという書き込みがありましたが、私はそんなことをせずとも普通に購入することができました。
優先配送のAmazonGlobal Priority Shippingを利用したところ、米国から3日~4日(!?)程度で到着しました。
この優先配送費用、関税もろもろ含んでも30,755円でした。安いと見るか高いと見るかは人次第でしょうが、ガジェット好きとしてはこれは妥当な価格かなと思いました。
さて、数日使ってみて感じたことを。
■いい点
・Chrome環境が起動してすぐ使える
なんといってもこれが一番のメリットでしょう。電源ONしてすぐにワイヤレス設定(Wi-Fiスポットなどの設定)をして、Googleアカウントを紐付けるだけで、PCなどで利用しているChrome環境がすぐ同期されます。
この手軽さはすごい。
Googlerな方、Android初期にGoogleとデータ同期してこりゃ便利だなあ、と思ったあの感覚がPCでもそのまま享受できるわけです。
Google大好きな方はきっと満足するはずです。
・起動がめちゃくちゃ速い、動作も快適
Haswellベースのプロセッサ、Celeron 2955U(1.4GHz デュアルコア)を搭載しているというのもありますが、起動びっくりするくらい速いです。OS自体がほぼブラウザを動かすのに特化しているというところがあるんでしょう。軽量です。
またChromeOSの更新がかかって再起動をかけた場合でも10秒くらいで再起動されます。スタンバイからの復帰は液晶を開くと同時に画面が出ます(Wi-Fi接続確立には数秒待たされますが、そこが気になる位に速い、というか本当にスタンバイしていたのか不安になるレベル)。
Youtubeなど動画サイトも問題なく表示できます。むふふ…(ぇ
Chromeのタブ切り替えもさくさくです。
我が家のメインPCのX201よりもChrome利用する分には快適です。
(ただしタブを大量に表示したりするとメモリが2GBということもあるのか応答が無くなったのちにタブが死ぬことがあります。まあそのあたりは全てブラウザベースで動作しているわけでデータのロストなんかもサイト側で考慮できてれば(エディタなんかだと大抵AutoSaveなどの仕組みがある)問題ないので良いのかなと思ったり)
・HDMI搭載
一般的な液晶テレビにあるHDMIがついてますので、どこかで大画面で表示したい、というときもHDMIケーブルさえあれば可能です。プレゼンに使ったりホテルのテレビにつないだり…。もちろんマルチモニタになりますので2画面を使って画像を見ながらブログを書く、と言ったことも余裕です。
・悪くないキーボード
アイソレーションキーボード(浮石キーボードとも言いますかね)なC720。タッチした感じも悪くなく、個人的に常用している英語配列。
Aキーの横にある検索キーはCtrlキーにも切り替えることができますので、Windowsで慣れ親しんだコピペなどのキー操作もなんなく可能です。
Google日本語入力もたつきも全くないです。(速すぎてIMEがちらつく??)
ファンクションキーも設定で切り替えることができますが、リロードやフルスクリーンモード切り替えなどが一発でできるキー、これらも快適に使えますのでファンクションキーとして使う必要もないでしょうかね。
・バッテリーのもちが良い。
結構もちます。8.5時間と書かれていますがそこまではいかないまでも、軽く5時間はいけるでしょう。充電も速いので2時間ほど?ちょっと充電すればすぐにフル状態になります。バッテリー交換が簡単にできるようになっていないのは、最近のPCだとどれもそうですので仕方がないところでしょうか。
■イマイチな点
・少し重量が重い
1.25kg程度とモバイルとしては多少重たいです。ACアダプタ込みだと1.5kg程度でしょうか。
HPのChromeBookと悩んだのですが、あちらは少しお高いというのとCPU性能としてはC720の方が上だということもあり、性能重視でこちらにしました。
・タッチバッドの反応があまり良くないかも。
使えないわけではありませんが、ヌルサクとはいかないようです。
ただマルチタッチで戻るジェスチャなんかは使いやすく感じます(少なくともX201のゴミパッドに較べたら…)。
・液晶がいまいち綺麗じゃない。
少しギラギラしていますが慣れの問題かもしれません。ただぜんぜんダメというわけではなく値段相応なのでしょうかね。
・ACアダプタがミッキー(アースが付いたやつ)。
ミッキーケーブルでアースピンが付いたタイプですので、日本だと使いづらいです。
ということでこいつを買ってみました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001QCXQXO/ref=oh_details_o00_s00_i00?ie=UTF8&psc=1
これを使うことで普通のコンセントでもなんなく利用可能となりました。
■しょうがない点
・ローカルアプリがほとんどない
Chromeのオフラインアプリは動作しますが、基本ネット接続が前提となります。
普段使いでちょっと困るのは画像編集や画像管理部分をローカルで出来ないことでしょうか。
普段、画像はPCに外付けされた2TBのHDDに保存しています。
ローカルファイルを管理するファイラーもあるので外付けHDDに保存することは可能ですが、その画像を編集したりするとなると一旦クラウドアプリ(Google+の写真やらPicasaやら)にアップロードして、みたいな感じになるでしょうか。
Photoshopなどを使いたい方は諦めてWindows/Macを使いましょう。
Flickrなどのアップロードもアップローダみたいなものはないので基本的にFlickrのサイトでアップロードすることになりますかね。
というわけで今までPCを使っていた人がこれだけで生活する、というのは難しいのかもしれません。
が、最初のPCとしてこれを渡されたらこれだけで生活できるんじゃない?という絶妙なポジションにあるPC、と思います。
PCを持たない世代が増えているようですが、この価格設定であればスマートフォンともう一台、みたいな流れができるか?と思いつつ、日本国内での正式発売は未定とか。
もし海外での2万円程度の価格で出てこられたら国内PC市場やばいんじゃないかと。一昔前のネットブックとは違い、快適度がケタ違いですから…。
さてこの快適なChromeBookでTwitter眺めましょうかね。